暗号通貨FuzeX(FXT)の特徴や今後の動向を直接インタビューしてきました

fuzex仮想通貨

今回は仮想通貨決済も含めたユニバーサルカードプロジェクトを進めているFuzeX(フューズエックス)を訪問し、CEOのアンドリュー・ベー氏(Andrew Bae)とCBOのキム・ダニエル氏(Daniel Kim)に単独インタビューをおこなった。

仮想通貨FuzeXとは?

ICO CROWD
FuzeXのプロジェクトについて簡単にご説明をお願いします。
FuzeX
仮想通貨は通貨の一種です。したがって、通貨としての機能を持たせるためには、仮想通貨がより広範囲で支払い手段として採用される必要があります。また、多くの分野で使用されなければなりません。

ですから、我々FuzeXの目的は、VISAやMasterカードのような国際的ブランドを使用して暗号通貨をすべての小売店で支払いできるようにすることです。つまり、暗号通貨決済用の特別なインフラストラクチャーなしで支払いを行うことができるようになるのです。

ICO CROWD
このプロジェクトがスタートしたのはいつで、どの国が起点となってますか?
FuzeX
我々は2017年8月にこのプロジェクトを始めました。ほとんどの事業は韓国で行われています。
ICO CROWD
FuzeXのカード見せていただけますか。
FuzeX
カードをお見せする前に、言及させていただきたいことがあります。我々は単なるスタートアップではありません。また、何らかのアイディアやホワイトペーパーにのみ基づいたペーパーカンパニーのような企業でもありません。

我々は既存のプロトタイプを持っており、既に事業を行なっている企業なのです。弊社はフィンテック業界で5年以上も経験を積んできました。我々は、法定通貨決済、クレジットカード、デビットカード、会員カードを1つにまとめることのできるFuzeカードを製品化し、既に20,000枚以上発売しています。

そのカードに暗号通貨を加え、より使いやすいものにするためのカードを開発しました。
こちらがFuzeXのカードです。

FuzeXカード(card)とは?

fuzex card
FuzeX
カード上にある3つのボタンの組み合わせでパスコードを入力します。カード上にあるディスプレイには私のビットコインウォレットの実際の残高と現在のレート、そしてQRコードが表示されます。

こちらのカードには10種類以上の暗号通貨が含まれています。すなわち、こちらは私の暗号通貨ウォレットです。残高とレートが表示され、支払いに使用したい暗号通貨を選択できます。選択したら有効ボタンを押しPOSマシンに接続すれば、通常のクレジットカードと同様に支払いをすることができます。

また、これは他の形態の通貨にも対応しています。例えば法定通貨ですが、この画面に表示されているのは私のデビットカードです。そしてVISAカード、マスターカードがあります。また、一部のメンバーシップカードも同期することができます。こちらは、私のアシアナ航空のマイレージカードです。要するに、あらゆる形式の通貨を単一のデジタルカードに統合できるということです。

ICO CROWD
ちょっと見せてください。普通のクレジットカードと同じ薄さですね。
FuzeX
私達はもともと「Fuze」という暗号通貨以外のクレジットカード、デビットカード、メンバーズカードを統合できるユニバーサルカードを発行していました。そしてこの度、暗号通貨も統合できる「FuzeX」を開発したのです。先程も申した通り、我々は既にこのビジネスを数年行ってきているため、このプロジェクトを迅速に進めることが出来ているのです。

FuzeXトークンについて

ICO CROWD
FuzeXのトークンはERC20標準ですか?
FuzeX
ERC20です。その通りです。

FuzeXの強みや特徴とは?

ICO CROWD
FuzeXに似たようなタイプのサービスは、今認識されているところで他にありますか。また、その類似サービスとは、どのような違いがありますか。
FuzeX
市場ではいくつかの類似したプロジェクトが進行中です。TenX、Centra、およびMONACOと呼ばれるプロジェクトです。しかし、彼らはまだ最終的にカードの完成にまで至っていません。主な違いとして、FuzeXはさまざまな機能が混ざった”ハイブリッド・ウォレット”だという点です。つまり、ご自身のスマートフォンにあらゆる機能を詰め込まなくて良いということです。他のカードはアプリと連動させて、使用する前に予めいくらかをチャージしておく必要がありますが、FuzeXはこの1枚のカードのこのボタンを押すことで、あらゆる暗号通貨の中から使用するカードを選択して機械に通すだけで支払が完了します。

そして、我々はコンプライアンスに対して非常に注意を払っているので、規則には従っています。各国の規制当局に従っているということです。我々は遵守しなければならないすべてのコンプライアンスを遵守しています。我々のポリシーとして、このビジネスを非常に安全な方法で勧めていきたいのです。

残念ですが、ある会社は誇大広告をおこなったり、人々を欺くプロジェクトを行ったりしています。そのような企業は、早かれ遅かれプロジェクトの停止に追いやられます。我々は誠実に、慎重に、長期的にプロジェクトを行っていきたいと思っています。そして、この業界で、最初に成功した暗号通貨支払いカードのプロジェクトとして躍り出たいと思っています。

また、各国でカードを発行する上で、発行元とのライセンスの問題があります。現時点で、弊社では複数の地域で複数のカード発行元と関わりを持っていますので、その実績を活用してFuzeXの利用可能範囲を広げることができるのです。また、複数の国々で複数の取引所とも関わりを持ちパートナーシップを構築しています。

FuzeXの今後の展開予定の国やターゲットは?

ICO CROWD
今後、ターゲットにされている国を教えてください。
FuzeX
まずは、シンガポールでβテストを行い、それから、英国、中東、韓国で展開します。日本でも立ち上げの準備をしておりますし、米国への進出も計画しています。ただ、米国は厳しい規制があるので、コンプライアンスに従い慎重にすすめる必要があると思っています。

FuzeXの今後のビジョンや上場予定について

ICO CROWD
FuzeXの今後のビジョンを教えてください。
FuzeX
FuzeXとしては短期的、中期的、長期的な戦略を持っています。短期的には、もちろんこのプロジェクトを成功させ、より多くの人が日常でこのカードを使用するようになることです。中期的な戦略としては、FuzeXカードを一般的な普及から規模を拡大し、暗号通貨関連の企業へ向けたB2B展開(コラボレーションやOEMなど)を考えています。

長期的には、より制度的なモデルを構築していきたいと考えています。例えば、ある企業が特定の地域でこのような製品を立ち上げたい場合、その企業はそこで決済プラットフォームを作ります。そして、発行者、決済処理、ブランドネットワークなどに関する準備を整え事業計画を練る。そして我々はテクノロジーの所有者として、その企業に技術を提供します。そうすれば、特定の地域で決済ソリューションとしてFuzeXカードを利用することができるのです。

このように、弊社独自の制度的なモデルを構築しようと考えています。従って、弊社が他企業と共同ブランディングしたら、FuzeXの決済プラットフォームでは、全ての異なるサービスを提供することになりますので、我々は決済プラットフォームをサービスプラットフォームに進化させていきます。

また我々は、ストレージ機能を持つFuzeWという異なる製品ラインを立ち上げています。FuzeXは支払い用ですが、FuzeWは保管用です。FuzeWはコールドウォレットなので、非常に高い標準と安全性を誇っています。FuzeWもFuzeXと同じくカードサイズなので、持ち歩きにも最適です。今年の7月くらいにリリースできる予定です。

ICO CROWD
日本人のイメージで、韓国は暗号通貨の規制の厳しいイメージがありますが、それに対してFuzeXとしてはどういう認識や対策をされているか教えていただけますか?
FuzeX
我々も韓国の規制措置は厳格なものだと捉えています。しかし、どんな規制が誕生してもそれを遵守しようと努力するつもりです。より重要なのは、このブロックチェーンと暗号通貨の業界で理解されているように、ブロックチェーンはよりグローバルに繋がっているテクノロジーであり、個々の国の規制がこの技術の発展を止めることは無いということです。我々はシンガポール、オーストラリア、またその他の地域でも運営しています。FuzeXの観点として韓国の規制政策は本当に厳しいと思いますが、それが障害になるとは思っていませんし、何らかの対策があれば全力を尽くして講じていく意向です。
ICO CROWD
FuzeXのプロジェクトチームにはどのようなメンバーがいて、どのようなスキルを持っていますか?
FuzeX
弊社には、研究開発部門にかなりの数のメンバーがいます。実際には、ハードウェア、ソフトウェア、プランニング、設計者、もちろんブロックチェーン開発者を含み50名以上のエンジニアを抱えています。また、マーケティング部門では約30名のメンバーがいます。合算すると80名以上のメンバーを抱えています。また弊社は、自社で生産ラインを持っています。

弊社の最高経営責任者であるベー氏は研究・開発畑の人間です。彼はかつてクルーシャルテック(Crucialtec)というKOSDAQ上場企業の共同設立者でした。クルーシャルテックは、ブラックベリーのオプティカル・トラックパッドを作っていますが、彼はそれの発明者です。非常に小さくて薄いフォームファクタを作ることを得意としています。彼は4億USドル(約440億円)もの利益をその会社にもたらし、その後売却しました。

弊社CTOは、以前はサムスン電子の副社長で、ソフトウェア部門に関わっていました。

私、キムはCBOで、ビジネスを担当しています。私はクルーシャルテックの販売責任者でした。つまり、ベー氏は私の上司だったのです。FuzeXに入社する前は、スマートカードの製造元で支払いソリューションプロバイダーのKONA Iでグローバル・セールス・ディレクターを担っておりました。

弊社は実際に何名かの外国人を雇っており、彼らは全員金融業界での経歴があります。ジェリー(Jerry)は以前VISAやアメリカの銀行に勤めていました。フランス人女性のアシュリー(Ashly)は、No.1 決済サービスプロバイダであるGemaltoで長い間働いていました。アレックス(Alex)は、長い間アナリストとしての経験があります。

また、アドバイザーには著名な顧問がいます。モエ・レビン(Moe Levin)博士は、世界のブロックチェーンフォーラムであるキーノート(Keynote)のCEOです。チャーリー・シュレッド(Charlie Shred)氏は、Crypto.IQの共同創業者であり、彼はブロックチェーンとビットコイン分野の伝説的な人物です。同じくこの分野では有名な暗号通貨のヘッジファンドであるタースファンド(Taas Fund)のルシアン・ゲイブリルユック(Ruslan Gavrilyuk)氏も名を連ねています。

ICO CROWD
最後に、日本の暗号通貨の投資家、あとはFuzeXのホルダーの方達に対してメッセージをお願いします。
FuzeX
私は暗号通貨こそが未来だと信じています。暗号通貨の使用に移行する際に、より多くの人々、より多くの消費者がトランザクション・モニタリングを使用することになると考えております。我々と弊社製品、そしてこの業界に多くの関心を寄せていただきたく思っております。我々は最善を尽くします。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

仮想通貨FuzeX(フューズエックス)のビジョンや今後の動向についてより詳しく知りたい方は下記の公式HPをチェック。

・FuzeX公式サイト
https://fuzex.co/

・FuzeXの上場先について調べる場合は下記からチェック。
https://coinmarketcap.com/currencies/fuzex/#markets

fuzex仮想通貨

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